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第16話 月子の推論

مؤلف: 五五五 五
last update تاريخ النشر: 2026-08-04 06:02:58

 普段から整理整頓の習慣がある僕は部屋自体は小ぎれいに片づけてある。しかし、押し入れの中は見事にカオスで、少しでも物を動かそうものならば何もかもが崩れてくるような状態だ。

 それでも月子にああ言った以上、探さないわけにはいかない。

 崩れてくるガラクタや書籍を撤去しつつ、散々掘り返したところで、ようやく僕は探すべき場所の間違いに気づき、今度はやはりカオスになっている廊下の押し入れの探索に取りかかった。

 けっきょく、ゆうに一時間以上かけて目当ての物を掘り出すと、月子の待つリビングへと駆け下りていく。

 待たされっぱなしの月子はと言えば、その間催促することもなく、僕が部屋に戻ったときには、とっくに洗濯と乾燥を終えていた自分の服に着替えて、髪型もいつものそれに戻っていた。

「ごめん、思ったよりも時間がかかって」

「ううん、わざわざありがとう」

 月子は気分を害したふうもなく、そこに浮かんだ笑顔も自然で、とても自分の意思で入水じゅすいしそうな感じはしない。

 でも、確かにあれはあったことだ。本
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